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封印された岩手の歴史を解き明かす
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皇室直轄の外山御料牧場(明治24年)
新山荘輔(駒場農学校 第一期生、獣医学)
一条牧夫(駒場農学校 第一期生、外山牧場 場長)
宮沢賢治(「心象スケッチ」は、外山が舞台)
伊藤勇雄(昭和の開拓詩人)
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そう聞いたら、皆さんは驚かれるでしょうか?
明治9年(1876年)、岩手県の外山に、西洋の技術をいち早く取り入れた「県営外山牧場」が誕生しました。これは単なる牧場の始まりではありません。獣医学舎(現在の盛岡農業高校)の設立へとつながり、日本の近代化を支える農業や教育の礎を築く、壮大な挑戦の幕開けだったのです。
やがて皇室の御料牧場となり、岩手の馬産文化は世界の注目を集めるまでに発展しました。その輝かしい歴史は、盛岡の街並みや文化にも深く影響を与え、宮沢賢治をはじめとする多くの文化人たちもこの地を訪れ、作品の着想を得ています。
しかし、その歴史は意外にも多くの方に知られていません。外山に根ざした人々の努力、馬や牛が担ってきた役割、そして戦争によって影を落とした記憶――。外山牧場には、華やかさだけでは語りきれない物語が息づいています。
間もなく開牧150年という節目を迎える今、この地に刻まれた先人たちの夢と苦闘、そして牛馬への感謝を忘れることなく、その功績を「岩手の近代歴史遺産」として未来へ語り継いでいきたいと考えています。岩手県民の皆さまにとって新たな発見と誇りにつながることを願いながら…。
一般社団法人 外山御料牧場・開拓研究会
代表:中村 辰司




